たまには仕事の話でもしておきましょう。Blogのタイトルに忠実に従えば全くしない訳ではないのだし。
いちおう普段は大阪在住だが、愛媛大学のスタッフでもあるので、毎月最低でも1回は必ず愛媛県で仕事をしている。愛媛県といっても、そこは愛媛県の最南端の愛南町。松山から車で3時間、最寄りの駅となるJR宇和島駅からバスで2時間の素敵な旅。ここは、日本で最も養殖の盛んな地域の一つであり、そして愛媛大学南予水産研究センターがある。
愛南町では、毎年11月3日に各集落でお祭りが行われる。2日は前夜祭ということで、行きつけの居酒屋で、仕事の関係者と一緒に新鮮な魚と地酒を頬張りながら日本の水産業の明るい未来を語り合っていると、突然獅子舞が乱入してきて子供と一緒に舞い踊る。
そして、3日のメインイベントは神輿。過疎に悩まされるこの地域にとっては、愛媛大学の学生及びスタッフは貴重な担ぎ手だ。特別、「担ぎますよー!」と高らかに宣言した訳でもないのだが、当然のようにハッピが用意されていたので、休日でもあることだし、朝から酒を飲みつつ神輿を担ぎ、巨大な牛鬼2頭に続いて練り歩く。
宇和島から南の地域では伝統舞踊となっている鹿の踊り。ここでは、子供5人が鹿に扮して踊るので、「五つ鹿」と言う、らしい。本家は「八つ鹿」で、分家になる毎に1鹿ずつ減っていく、らしい。ああ、早くから酔っぱらって聞いた話なので、本当かどうかは責任を持ちませんが。
昼から神輿を担いで集落の隅々(まあ、たいした距離は無いのだけれど)をねじ回り、フィナーレは、夕方。地区の集会所の前に集まって、神輿同士をぶつけて引き回す。とにかく引き回す。この時間になれば、酔いも相当回っており、みなさん千鳥足だが引き回す。多少の怪我人が出ようとも構わず引き回す。予想通り怪我人が出て、救急車が来たため一時騒然としたものの、なんとか皆様、五体満足で祭りを終えた。その後は、ひたすら飲む飲む飲む。翌日は早朝から仕事で、何とか起きたけれども、二日酔いが辛い。そして、翌々日に私の肩と腰の痛みはピークを迎えることになる。